よみかき勘定

読んだり見たり行ったり来たりしたことを綴ります

【読書】結局営業にならなかったけども。 「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業|青木毅

転職しまして。

新しい職場での担当が営業スタートとの話だったので、あまりきちんと営業職をしてこなかった自分としてはこれは自分の中で営業スタイルを考えてから臨むべきかなあと、事前学習のために購入した一冊。

 

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

 

 

内容を要約すると、

自分おセールストークを始める前に、お客様のニーズを掘り下げるための質問をすべき、というものでした。

 

「お客様がなにを望んでいるか?」

「なにを必要としているか?」

「なにを解決したいと思っているか?」

 

これらをどのタイミングでどのように質問するのが効果的かは、書籍に詳しく書かれておりますので是非お手にとって見てみてください。

 

これは今の職場でも言われていることではありますが

『ただの説明員になるな』

と。

自社のサービスを選択してもらうために、お客様のニーズや「いま困っていること」の解決策を提供しろ、と。

 

やっぱり営業はその本人の「誠実さ」を見られているので、いろいろなノウハウ本で見られる「ハッタリかますのもひとつの度胸」とか「やれそうもないことでも『やれます』で受けろ!」なんて一足跳びな成長を望むよりも、周囲が成長を望んだ時に一段大きな仕事がやってくるので、そこまで地道に待ちましょう。

ていうかね、そんな気負いを持ってやれんことを受けられて、クライアントにも社内の人間にも上司にも迷惑かける仕事の仕方の方が迷惑なんで、調子にのることなく身の丈でこつこつがんばりましょう。

 

とはいえ、結局私は営業になり損ねましたが。

それもまた人生。

【WEB】イベント開催告知用サイト覚書<IT系>

読書サイトにしようと思ってたんですが、仕事の都合上イベントサイトとか調べなきゃならなくなったし検索して探したい人もいるだろうと思うのでシェア。

 

「すでにそんなん知ってるよ」という方はスルーしてください。

 

■Doorkeeper | セミナー・勉強会・イベント管理ツール

www.doorkeeper.jp

 

■こくちーず | 

kokucheese.com

この辺は有名どころですね。

 

 

■connpass | 人をつなぐIT勉強会・イベント支援サイト

connpass.com

■ATND | イベント開催支援ツール アテンド

atnd.org

 

■dots. | IT勉強会・セミナーなどエンジニアのためのイベント情報

eventdots.jp

dots.さんも有名なコワーキングスペースですね。

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【読書】少年老い易く学成り難し。 人生を面白くする 本物の教養|出口治明

出る本出る本が話題になる、ライフネット生命CEO出口会長。

そして出る本出る本ほとんど手を出しています。

もうね、一度会うとファンになっちゃうほどの好々爺なの、会長

あんな飄々と生きていくにはどうしたらいいのかその方法が知りたくて新刊もついつい本屋さんで購入。

『人生を面白くする 本物の教養』 

・教養とは何か?

・日本のリーダー層は勉強が足りない

・本を読む

・人に会う

・旅に出る

・教養としての時事問題

・英語はあなたの人生を変える

・ 自分の頭で考える生き方

 

など、常に出口会長が出会う人に語る内容そのままですが、それぞれにお話に聞けなかったエピソードなどを交えて書かれていて、一つ一つ読みやすい言葉や文章で書かれていますが、腹に落ちる内容です。

 

とはいえ、四十路を迎えた自分には耳が痛い言葉もたくさん。

「「今更もう遅い」はサボるための言い訳」

「英語を勉強するならTOEFLを狙え」

「仕事とはあえていえば「どうでもいいもの」」

…本当にね、その通りなのです。この年になって気が付いた、というか。

中学生のころに国語の教科書に掲載されていた井上靖の「しろばんば」に出てくる、「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず」という手習いを見て少年が今すぐ家に帰って勉強したくなった、そんな気持ちを今激しく感じています。

 

新書で本も厚くはないので、気になったらさっさと手に取って読んで教養を付けるといいと思いますよ。いやマジで。

 

リクナビネクストの「プロ論。」でも出口さんらしいインタビューが掲載されてますので、よかったら併せてご覧ください。

next.rikunabi.com

【読書】女性の知性の磨き方|坂東眞理子

坂東眞理子先生のご本といえば

女性の品格 (PHP新書)

女性の品格 (PHP新書)

 

お名前聞くだけでなんだか背筋の伸びる感じです。

今回読んだ本はこちら。

女性の知性の磨き方

女性の知性の磨き方

 

 その進化系にあたる本なのかな?と思って手に取りました。

 

第1章「女性の知性の磨き方」は「女性の品格」の内容そのままですが、第2章以降、お悩み投書相談形式で内容が続きます。

その中でも宝玉の御言葉。

 

「育休を”当然の権利”と思わない」

先日も資生堂ショックの話題が昇ったばかりですが、女性の多い職場での産休・育休、時短勤務はほかの独身女性、またお子さんが手がから無くなった女性などにしわ寄せが生き、社内の不満がたまりがち。そんな中「当然」と言った風情で育休をとれば職場のバランスが崩れる、と言った内容です。

www.nhk.or.jp

実際、いまこの少子化の中では「育休・産休はあたりまえ」という風潮がある中で、この「育休に甘えるな」というご意見はものすごく響きました。

年下で、現役で働く友人たちから立て続けに結婚、出産に関しての職場内のガタガタを聞く機会があり、ただ育児をしていく側からの意見もあり…と感じた際に、資生堂のやり方には賛同できるけれども、自分たちが「育休」をとる立場になったら…という不安もあり、考えてしまう部分もありましたが、この部分は自分たちのコミュニティで支えあえるものを作る、利用する、行政を変えていく、と言う方法を考えていくべきなのかなとも思います。

 

「日本の女性には”キ”がない。機会がない、期待がない、鍛えない

…これ、女性に限ったことではないかもしれませんが、社会人になると「女の子」扱いになり、期待されないため鍛えられない、という背景と、その状況に甘んじて何もしないまま職場にいて進化がないため疎んじがられるという事態が発生しがちです…

「何を勝手な」と思うかもしれませんが、職場で鍛えてもらえない分、男性以上に女性は職場外でのコソ練が必要になるし、この本の中でも坂東先生が「仕事プラスアルファをやること。与えられた仕事から、はみ出すことをあえてやってみる」と書かれています。

他にも、「八方美人でいる」こと、「あえて調整役を買って出る、北政所的存在になる」という正直古臭い、と感じてしまう内容もありました、が、それが今後10年まだまだ男社会が続くであろう日本の職場においては、先人の女性たちが残してくれた、生き残るための有効な手段かつ知恵なのだな、と思わずにはおられません。

 

とどめがこれ。

『夫が何もしてくれない』という女性に対しての回答

「私は、家事を手伝ってくれるかどうかよりも、働く女性の夫に必要な資質として一番大事なのは「妻の成功を妬まない人かどうか」ということだと思います。」

…ほんとにね、これ、すごく大事です。

私の周囲で子育てひと段落して起業した人たちがほとんどこれで離婚しております…

浮気あり、DVあり、蒸発あり。

 いや「そんなそんな」って笑うかもしれませんが、まじっす。

 

先日の「男尊女卑という病」にも共通する内容があったので、男性には一定数いる、と言うか必ずいる、ということになります。

yomikaki.hateblo.jp

なので、「妻が働くことに対して」もアレルギーがない、お母様も起業していたり、フルタイムで働いてた旦那さんを見つけるのが手っ取り早いかと思うのですが、逆に高給取りでハードな仕事に務める男性だと「小さい頃お母さんが家にいなくって寂しかったから子供が小さいときくらいは家にいてほしい」的なことを言われちゃう可能性がありますので、ワーキングマザーを目指す婚活女子はぜひそこを見極められるよう頑張っていただきたい。

 

 

んで、先生、婚活はどうやったらいいのか、教えてください…

【読書】そんなもんうらやましかねーわ!『男尊女卑という病』|片田珠美

ええと、いいですか。私の男性嫌いの偏見からモリモリ書きますよ今回は。

 

男尊女卑という病 (幻冬舎新書)

男尊女卑という病 (幻冬舎新書)

 

 この本のタイトルだけ見て、「男尊女卑」って昭和の遺物だしそこから抜け出せない男性に対しての女性からの視点、という内容なのかなー、でもこの平成にこのタイトルで出すっていうことは何らかの視点が変わってるんだろうなー、なんて特に何も考えずに手に取ったのですが。

 

最初の章でガツンとやられました。

 

「男性が偉そうなのはファルス(陰茎)を持っているから」

(※バイアスがかかった要約です)

 

なるほど。

 

今までね、小学校のころはわけのわからない理由でからかわれたり、暴力振るわれたり、上から物言われたり、社会人になってからは不当な言いがかりをつけられたり、道端でどなられたり、正直な意見聞かせて、っていうから本当のことを伝えたらキレられたり、と、ほんっとうに自分を正当化する「男性」に関してはいろいろ辛酸をなめてきて、なんであいつら、生きてることに対して「すいません」って思わないんだろう、あんなにいろんなもの無駄にしたり、必要でもないものにお金使ったり、母親ふくめ妻、女兄弟など女に迷惑かけても申し訳ないなんて1ミリも思わないのは、マジ何故なんだぜ、ってずっと思ってたことが、簡単に答えを出された感じ。

 

あいつら、まだ脳内小学生なのな。

 

それがあるおかげで露出に走ったり外に愛人作って家庭崩壊するんだからそんなもん欲しくねーわバーカバーカ!!

 

と、思わずにはおられないわけです。

 

ただ、これは私が「ファルスに対する羨望」を持つ、というフロイトの理論に脊髄反射しているだけであって、著書の内容に対しての侮蔑ではないのでそこはお察しください。

 

私が一番引っかかって目から鱗だったのがこのファルスの解説部分だっただけなのですが、この本は別にファルスの件ばかり書かれているわけではなくて、実際のそういった事例から、最終章には「主人在宅ストレス症候群」からの逃れ方などのアドバイスもあり、実際にこの本を手に取った人に対して救いとなる内容もあるので、お気になるかたはぜひお手に取ってみてください。

 

結論:男の人は立場を奪われるのが怖い。奪われると弱い。奪われそうになると攻撃する。ので、寄り添ってあげると攻撃されないよ。

 

婚活女子の私に響いたのは「ターゲットにされやすい女性の特徴三つ」。

「罪悪感を覚えやすいタイプ」

「他者の欲望を満たそうとするタイプ」

「自己評価が低いタイプ」

だそうです。

だめんずうぉーかーどころかだめんずメーカーな自分、全部当てはまってるYO!

 

以前、中年期以降の男性が介護職に入ることでの現場の混乱をふくめた内容の、「男性が考える男性たるものの存在」というのが鬱陶しくてたまらなかったので、なんだかその理由が少し見えて、心の余裕ができるようになったらなあと思います。

 

www.gentosha.jp

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

 

 

まあ、無理かな。

 

あと、本文中で引用されていたフロイト小倉千加子さんの本も。

 

エロス論集 (ちくま学芸文庫)

エロス論集 (ちくま学芸文庫)

 

 

増補版 松田聖子論 (朝日文庫)

増補版 松田聖子論 (朝日文庫)

 

 

 【2015.11.15追記】

男の子が女の子に「ちんちんがついてない」っていうのは本当に信じられないことなんですね…ちょっと事実の方がショックでした。(てか引用は田中K一さんの漫画ですが)

f:id:dokuco:20151115130013p:plain

サラリーマン田中K一がゆく!第8話「恋する天才マジシャン」/田中圭一 |AM

 

【読書】株式投資とソーシャルファイナンス

  「投資」という意味ではひとくくりになるけれど「利己」と「利他」の意味合いから投資する「お金の使い方」が異なる2冊を併読してました。 

臆病者のための株入門 (文春新書)

臆病者のための株入門 (文春新書)

 

 「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」で信者も多い橘玲氏の著書です。

株式投資には全く興味がなかった私ですが、以前このブログにも書いた「読書でかしこく生きる。ビジネススキル探しを超えて」で書かれていたので、手にした1冊。

  

yomikaki.hateblo.jp

株、というものが証券会社を通さず直接投資できるようになって、やってみたいけどでも何をどうすれば、何をどう読めばいいのかわからない、という入門書ではありますが、基本的には「株に投資して損せずリターンを得るにはどうしたらいいか」というビビりの人向けの内容でもあります。

そら自分の貯蓄を使うわけですから、サラリーマン一般社会人には「負けられない賭場」ですものねえ。

期せずして、同じタイミングでこの本も見かけて手に取って読んだところ、相対的だったんで並べてみました。

 

ソーシャルファイナンスの教科書―――「社会」のために「あなたのお金」が働くということ

ソーシャルファイナンスの教科書―――「社会」のために「あなたのお金」が働くということ

 

 

『 ソーシャルファイナンスの教科書』著書の河口真理子さんは大和総研 環境・CSR調査部の首席。アダムスミスの国富論だけでなく、道徳感情論もの内容も紹介されていて、文中にはコミュニティ・ユース・バンク momo のご紹介も。

www.etic.or.jp

この2冊がすごく対照的だったのが、「株で儲けたい」と思う人が多く手に取るであろう前者は「株はバクチ」というのに対して、ソーシャル(社会的意義のあること)に投資しなさい、という説明をとくとくと説いている後者は「株はバクチではない」と書いていること。

特に、今までの顧客の例でアナリストが下を巻くほどに想像以上のリターンを得ている人の例が書かれていて、その内容というのが

・株券を発行している企業の研究をする

・半年以上様子を見て下がらない株に手を出す

・手に入れた株は、貯蓄同様必要な時まで手放さない

・上がったから売る、下がったから買うなどむやみに売り買いをしない

という、かなり基本的なことをされている方でした。

現代の、個人投資家も参加する市場で1時間の間に株が乱高下するような即物的な株式投信ではない方が得をする。当然と言えば当然です。

 

ただ、株というものがどうしても前者のように「バクチをうつ」と考える人が群がることで企業の経営に影響が出る、BtoCであればサービスにまで影響が出る。

健全ではないなあ、とは思ってしまうわけです。

 

後者は株の売買という「損益」というものではなくて、前述した「成功者」の例を出しつつ、「投資」と、それから得られる「徳」のようなものを説いています。先日読んだ本でも「お金は交換可能な物質だけれども、徳は積むことでしか得られず、買えない」と書かれていましたが、ソーシャルビジネスや世に必要とされる社会的起業家などに投資することは、これはまわりまわって「徳を買う」事になるのかも。

特に女性や、これから隠居生活に入られる方には相性のいい投資方法かもしれません。