【読書】レジリエンスとは何か|枝廣淳子
作者の枝廣淳子さんは「朝2時起きで何でもできる!」で20代の頃読んだことのある方。在職中に通信で大学に行き始めていたので、どうやって時間をつくろうかと考えていたときに見つけて、見習って実践してました。
4年制大学だったので課題もレポートもボリュームが多くて、仕事自体はそんなにしんどくなかったけどそれでも時間が足りなくて。21:00就寝、2:00起き、深夜の静かな時間帯に勉強して6:00-7:00仮眠して又会社に行く、ってしてました。彼氏と旅行に行っても、ロビーでその時間一人だけ起きて勉強したり…懐かしいなあ。
今回はたまたま「レジリエンス」という単語をそこかしこで見かけるようになったので、手に取ったらその枝廣さんだったのでした。
レジリエンスとは何か: 何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる
- 作者: 枝廣淳子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/03/13
- メディア: 単行本
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んで、
レジリエンスとは何か。
「しなやかに生き延びる力」
と思いました。ほんと単純に。
この本自体はサンゴの生態からアメリカとキューバでのハリケーン来襲の際の対策、震災が起こったときからオーストラリアにおける子育て、心の育て方までいろいろなパターンの「レジリエンスの作り方」と「その実例」が書かれていて、まるでムックのよう。
その中でも私たちが生死に関わる事象や生存を脅かす事例が発生した際、どのように対処して生き延びていくのかを考えるとどのようなことが必要なのか、どのように組織を作っていけばいいのかなどが書いてあります。
なので、今自治体だったり社内で緊急時対策を立てる委員会にいるとか、町内会での防災訓練考えなきゃいけないとか言う人はモチロンのこと、お子さんの教育に迷ってる方、自分の心が迷ってる方はちょっと目を通してみてもいいかも。
ただし、先ほど申し上げたとおりムックなので、自分に必要なところを探し出して読まれた方が近道かも知れません。
並行して読んでいた「なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?」にちょうど<学習性無気力>のひとことが出てきたばかりでリンクしたので、一気に読めてしまいました。
「レジリエンスとは何か」。
自分が何を目標とし、生きていこうとしているのか。
それに対し、正しいアプローチができているのかどうか、ちょっと振り返って時間をかけて考えてみたくなる1冊でした。