【読書】まだまだ続く脳の旅。|「脳は何気に不公平」池谷裕二
ども。おちこぼれMBA生です。
9月半ばまで夏休みなので、この期間は自分の基礎能力のなさを補強すべく読書に励んでおります(という逃避行動の言い訳)
そんなわけで、このところ中野信子氏の次に何冊か手に取ってる池谷裕二氏の1冊。
こちらの、出身校の希望者に受講した内容をまとめた1冊「単純な脳、複雑な「私」」も先に読んでいたのですが、こちらを読んでからのほうが理解が深まる1冊かもしれません。
で、内容はというと、
・人は、木目など人の顔(また表情)に見えるものに注目しやすい
・金持ちは性格が悪い
・寝不足は太る
・自分の意見は「人の意見」の焼き直しである
・「悪いことをしないで」より「悪い人にならないで」の方が効果的
・「我慢する姿」が相手を幸福にする
…などなど。なんとなく肌では感じていたのですが、それが実験により立証されていたり仮説が立てられているなど事実であることがわかると、それはそれでゾッとするものですね…
また、遺伝についても一部記載があるのですが、進化によりメガネをはじめとする矯正器具や環境が発達したことにより、通常不利となる遺伝もそのまま種として残り遺伝することになったのでは、という推定と、欧州系アメリカ人の方が、アフリカ系アメリカ人に比べて遺伝子変異が多い、という事実があるとのことで・・・。以前アフリカにお仕事で行った人から「子供の生存率を高くするために、その原因となる水を綺麗にする、という支援活動があるけど、現地の人たちは悪質な水で生活しても生き残れる子供が強い個体として、死んでしまってもいいだけ子供をもうけているので、本当に必要とされているかはわからない」っておっしゃっていたのを思い出しました・・・。
この本の中にも、数学的能力は訓練次第でどうにもならないって書いてあるので、本当に今後の単位取得に関しては丸暗記で望んで行こうと悟った次第。とりあえず暗記頑張ろう。
んで、この本の中では「性の快楽に代わるもの」として紹介されていたお酒、ここのところお酒を飲んだ翌日昼前後に頻発する頭痛の原因がこの飲酒しか考えられなくて、人生の楽しみを5割も6割も広げられるこの肉体的快楽すら失うのかと思ったら本当に切なくなった。
健康になりたい。