よみかき勘定

読んだり見たり行ったり来たりしたことを綴ります

【事業】スケールする瞬間

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一気にスケールする訳ではなく

そこまでの見えてこなかった点の蓄積、繋がった線として見えてくる

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社会に小さなイノベーションを起こす事業の、「次の一歩」を見える化する、コンサルをしています。

 

昨日は社会起業のNPO、伝統文化の一般社団法人の事業を展開している方々に、必要と思われる人をおつなぎしました。

NPOは4期目に入り、メインの事業の方向性が定まってきたところ。割と特徴のある手法を用いているので、事業の方向性も決まった今、そろそろスケールして行く段階に来たところ。大企業とのコネクションや行政とのつながりが必要と考え、その分野に詳しい方にお時間をいただき、次のコネクションをおねがいしてきました。以前からご縁の会った方とはいえ、ご快諾いただけて本当に感謝。その次に繋げられるかどうかは彼女次第です。

 

一般社団法人は立ち上げて1年半。大学院での友人同士で始めたものの、実際にショーアップするのにはと模索しており、今回観光関連の方をお引き合わせしたところ次に繋がる話がいくつも飛び出してきました。

 

両者とも、今日の1日で大きくステップアップした感がありますが、とはいえここに至るまで、どちらも相当な紆余曲折あります。ビジネスコンテストに丸腰で出て散々叩かれたり、やっている事業の内容がぼやけている、と参加したビジネスキャンプでメンターに泣かされたり、大きな団体に無碍に使われたり、良いスタッフがつかなかったり…。

結果としてわかったのは、経験するその都度「今度はああしよう」「今度はこうしよう」と試行錯誤して動いてきたからこそ「方向性」が見定められ、「スケールする」方向へのアプローチができた、ということ。

 

当たり前のことではあるのですが、MBAでケースで学んでフレームで分解してわかったつもりではあっても、実際に人にあたって話を聞いてみないとわからない、行動してみないとわからないことはたくさんあります。

スケールする、というのはその経験を積んだ先に見えてくる、ただただ「次のステップ」である、というだけです。

 

NPOの彼女は自治体が主催するビジネスコンテストにて県知事賞を受賞したものの、特に行政からのフォローもなく…具体的な県への提案を持参すべきだったなあと大きく反省しています。