よみかき勘定

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【読書】したたか勉強法|佐藤優

1日1冊目標に読んでおります。なので、新書のような薄い本が多い。

佐藤優氏の本はあまり読み込んだことがなかったので、1冊まるまる読んだのはこれがはじめてかも。ほら、だって、ハードカバーおおいから。重くて。

 

「したたかである」ということを、イギリスの【帝国時代】を記した学生向け歴史教科書を検証に出しつつ、今の阿部政権の動向まで織り交ぜて敷衍して解説する、という読み物としてもとても読み応えのある1冊。

 

どのようにしたたかにふるまうべきか

反知性主義にどのように対応するべきか

 

など、社会人として仕事をしている場合にも、仕事以外の場合にも人間関係でつまずいたりぶつかったり悩んだりすることは大なり小なりあるはず。そんな中で「事実を検証する」「敷衍して見る」「視点を変えてみた場合にはどのように見えるのか推察する」などの角度を備えておくと違うアプローチができるのではないか、という実践型の1冊でした。

 

前述した通り、安保法案を通すことに対して安部現首相がなぜそこまで躍起になるかという推察もあったりして、今旬の読み物という一面もありますので、ご興味ある方はこの時期にぜひ。SEALDsの本読むより面白いんじゃないかと思うよ(SEALDsよく知らんけど)