よみかき勘定

読んだり見たり行ったり来たりしたことを綴ります

【読書】負けないための戦略|自衛隊元最高幹部が教える経営学では学べない戦略の本質

ども、落ちこぼれMBA生です。

経営に付いて学んでいるので、だいたい講義のタイトルには「〜戦略」やら「〇〇のための戦略」やらと付いているわけなんですけども、「戦略」ってもともと戦争にどうやって勝つかっていう軍事用語だったわけで。

 

本当の軍事のプロに聞く「戦略とは何か」っていうものです。

自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

 

 たまたま知人がSNSでオススメしているのを見て「へー」と思って手に取った次第。その紹介した知人はアスリートへのサービスを提供している方だったので、アスリートにとっての「戦略」という部分で「休養」が重要だ、ということも含めてこの本を取り上げていらっしゃいました。

 

阪神大震災、東北大震災のような未曾有の災害の際にはやはり休養も惜しんで「人命救助」に向かわなければいけないが、2〜3週間経ったところで「ライフラインの復旧」「生活環境の整備」へシフトチェンジした際には、きちんと休養を取って人員のケアをする、より長期戦に備える戦略への切り替える、との内容でした。

 

実際の企業の「戦略」では、ガントチャートのスケジュールとにらめっこするためその「休養」もしくは休養によって保たれる「品質」について、意識して設定していないのでは?(週末など休日の管理まで企業の範疇じゃないというか)という点が気にかかりました。結局動かしてるのは生身の人間だしねー。

 

「絶対に負けない」ための戦略、それが自衛隊の戦略だと記載されているのが印象に残りました。それって、長く続いていって何があっても生きていかないといけない、人生も同じかも。

 

こっちはめいろまさんがKindleセールでオススメされていたので購入。

こちらも合わせて読んでみます。

大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)

大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)

 

 

【読書】歴史は繰り返さない|暴政

どうも、落ちこぼれMBA生です。

後記授業もやっと終わり、読書の時間が取れるようになってきたので本屋で立ち読みなんぞもしています。好きな本が適当にそれぞれ手にとって読めるなんてなんて極楽。

 

やっと読めた1冊「暴政」(ティモシー・スナイダー) 

暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン

暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン

 

 ちょうどトランプ政権が誕生した後に日本でも発売され、書評でも高く評価されていたので気になっていました。時期も時期の折だったので、読む前はアメリカの大統領の歴史についての本かと思ってました。ティモシー・スナイダー氏自身がナチスホロコーストスターリンあたりの研究者だったんですね。不勉強でした。

 

冒頭から気になった一文は、このブログのタイトルにも入れた「歴史は繰り返さない」でした「しかし、歴史から学ぶことは多くある。繰り返さないためにも、今こそ歴史から学ぶべきではないか」と。明らかに、意識されているとは感じました。

 

記載している内容は主にはそんなナチ政権下での第2次世界大戦でのものではありますが、ナチ党員ではなく、市民が何をしたのか、権力政権下においての集団心理とはどういうものかが書かれており、市民が隣人を敵と判断し、死に追い込むのは隣人であった、という事実でした。

 

ユダヤ人の経営する店舗に印をつけることで市民は「敵」とみなし、利用をしなくなる、店舗に危害を加えるなど、その店自体が営業できなくなり、その場での生活が困難になる。

・隣人であったユダヤ人が消えていっても問題視しなくなる。

 

など。市民の愛国心がヒートアップするほど、象徴とされる「敵」への敵意や殺意も増し、彼らの命すら抹殺しても問題なくなるのでは、と感じられてしまう。トランプ政権へのアメリカを懸念して書かれた内容とはいえ、どうしても今の日本とも重なります。

 

人の感情というものは移ろい周りに感化されやすいもの。その人間の心理を知る読書として、またこの「暴政」で書かれた章を保管する内容として、以下の本が挙げられていました。

カラマーゾフの兄弟フョードル・ドストエフスキー

□ 存在の耐えられない軽さ(ミラン・クンデラ

□ ここでは起こりえない(シンクレア・ルイ)

□ プロット・アゲインスト・アメリカ(フィリップ・ロス

ハリー・ポッターと死の秘密(J・K・ローリング

□ 政治と英語(ジョージ・オーウェルのエッセイ)

第三帝国の言語(ヴィクトール・クレンペラー

全体主義の起源(ハンナ・アーレント

□ 反抗的人間(アルベール・カミュ

□ 囚われの魂(チュスクワ・ミウォシュ)

□ 力なき者たちの力(ヴアーツラフ・ハヴェル)

□ 保守-リベラル-社会主義者で考えるには(レシェク・コワコフスキ)

□ 逆境を逆手に取る(ティモシー・ガートン・アッシュ)

□ 普通の人びとー第101警察予備大隊とポーランドでの最終的解決(クリストファー・ブラウニング)

□ 知識人の責任ーアルム、カミュ、アロンとフランスの20世紀(トニー・ジャッド)

□ 何一つ真実はなく何事もありうる(ピーター・ポマランツ ェブ)

1冊でも、時間作って読みたいなあ。

 

この「暴政」自体、トランプ政権に危機を感じた著者が、その前の著書「ブラックアース」を下敷きに書かれたそうです。本の装丁から、結構時間かかるかなと思いましたが思いの外読みやすく、1時間程度で読めると思いますので、是非一度手に取って見てください。

 

この本の下敷きになっている「ブラックアース」も読んでみたい。

 

ブラックアース(上) ―― ホロコーストの歴史と警告

ブラックアース(上) ―― ホロコーストの歴史と警告

 

 

ブラックアース(下)―― ホロコーストの歴史と警告

ブラックアース(下)―― ホロコーストの歴史と警告

 

 

【読書】中曽根さんがなんですごかったのかがわかる。|池上彰が世界の知性に聞く どうなっている日本の経済、世界の危機

ども。経済学知識ゼロの落ちこぼれMBA生です。

 

 少しでも経済の知識をつけようとば頑張ってるふりをするので精一杯ですが、そんな虎の皮の1冊。

 

2012年、2015年のインタビューと、書き下ろしの掲載です。

ピケティ先生の「親は選べない。格差の問題を解決するのは我々市民であって、世の中を良くすべきために努力し、最善を尽くすべきだ。私の本はそのために書いた。」という力強い言葉。ギリシャ破綻におけるドイツの立場が浮き彫りになったことを教えてくれたトッド氏。「日本的経営」について語る際、日本の重役達の汚職は個人利益からでなく会社の存続を望むための行動であるという欧米との比較を語られる岩井氏、中曽根さんの総理時代の実績、オイルショックの実際や、田中角栄の人の心を掴む様と細やかな心遣いを語る小長氏、「鉄は国家なり」が崩れていく様を見ながら支えて今井氏、プラザ合意の裏にあったことを語る大場氏、消費するためのデパートでなく、街やコミュニティまでを百貨店中心に考えていた堤氏、「失われた20年」を日本の外から見て語る八城氏、ネットアイドルだった塩爺の本業の詳細まで。今経済学を学びたい学生さんが読むとわかりやすいと思いますが、小泉政権があと3年続いたら、もっと日本は違う意味で変わっていたのかもしれない、と思うと本当に時勢の流れなんてわからないものだなあと感じるわけです。

ちょうど私が幼かった頃から20代に至る、政治経済なんて全く興味もなく関わりもないだろうと思っていた時期のことが、MBAで学び始めたおかげでうっすらとわかるようになってきて、今の20代の方が読むのに適した内容じゃないかなと思います。

何よりも面白かったのは、ピケティ先生がアメリカのMBAで学んだ際「数字遊びで机上の空論をしているようにしか見られない」と全否定してること。現状大学院でもハーバード、メロンカーネーギーなど名だたる米系のビジネススクールを卒業されいてるご立派な先生方からご教授受けてるのですが、なんだか違和感というか、どうにも馴染めなくてものすごしんどいのをそのまま表現してくださっていて、米系と欧州系では全然違うんだなと実感した次第。英国系の大学出身の先生の授業を受けた時にも感じたけれども、欧州(というかフランスが特に)はキリスト教の信条もあるけど、その前に大学で哲学を必ず学ぶので、それが下敷きにある気がしています。レヴィ・ストロースとかディケンズとかの単語出てきたの、その先生の授業の時だけだもんなあ。

 

そんなわけで自分もMBAには違和感を感じつつも、後期継続と相成りました。

さー、卒業できるかな。

【読書】まだまだ続く脳の旅。|「脳は何気に不公平」池谷裕二

ども。おちこぼれMBA生です。

9月半ばまで夏休みなので、この期間は自分の基礎能力のなさを補強すべく読書に励んでおります(という逃避行動の言い訳)

 

そんなわけで、このところ中野信子氏の次に何冊か手に取ってる池谷裕二氏の1冊。

 

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

 

 

 こちらの、出身校の希望者に受講した内容をまとめた1冊「単純な脳、複雑な「私」」も先に読んでいたのですが、こちらを読んでからのほうが理解が深まる1冊かもしれません。

 

で、内容はというと、

・人は、木目など人の顔(また表情)に見えるものに注目しやすい

・金持ちは性格が悪い

・寝不足は太る

・自分の意見は「人の意見」の焼き直しである

・「悪いことをしないで」より「悪い人にならないで」の方が効果的

・「我慢する姿」が相手を幸福にする

…などなど。なんとなく肌では感じていたのですが、それが実験により立証されていたり仮説が立てられているなど事実であることがわかると、それはそれでゾッとするものですね…

また、遺伝についても一部記載があるのですが、進化によりメガネをはじめとする矯正器具や環境が発達したことにより、通常不利となる遺伝もそのまま種として残り遺伝することになったのでは、という推定と、欧州系アメリカ人の方が、アフリカ系アメリカ人に比べて遺伝子変異が多い、という事実があるとのことで・・・。以前アフリカにお仕事で行った人から「子供の生存率を高くするために、その原因となる水を綺麗にする、という支援活動があるけど、現地の人たちは悪質な水で生活しても生き残れる子供が強い個体として、死んでしまってもいいだけ子供をもうけているので、本当に必要とされているかはわからない」っておっしゃっていたのを思い出しました・・・。

この本の中にも、数学的能力は訓練次第でどうにもならないって書いてあるので、本当に今後の単位取得に関しては丸暗記で望んで行こうと悟った次第。とりあえず暗記頑張ろう。

んで、この本の中では「性の快楽に代わるもの」として紹介されていたお酒、ここのところお酒を飲んだ翌日昼前後に頻発する頭痛の原因がこの飲酒しか考えられなくて、人生の楽しみを5割も6割も広げられるこの肉体的快楽すら失うのかと思ったら本当に切なくなった。

 

健康になりたい。

 

【読書】とりあえず勝ち組に上がりたい。|自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 ブライアン・R・リトル

 どうも、負け犬MBA生です。

 

先日の中野信子先生の著書の内容から、どうしても負け犬感が抜け出せないで困っておりまして。高卒就職、彼氏エホバで結婚諦め、ド級ブラック転職、そこから安定した給料で勤務先見つけられたと思ったらDVによる夜逃げ、社長の起死回生狙ってのプロジェクトに巻き込まれた挙句に業績でなかったからとクビ、〇〇などなど。もちろん40歳超えたまま独身ですが何か?

 

yomikaki.hateblo.jp

 

で、今回のパートタイム勤務に関しても、後から気がつくと「おやおや?」「おいおい?」って突っ込みたくなる搾取(奪取?)されることが多くて、なんだかモヤモヤモヤモヤしているため、その負け犬脳をなんとか勝ち犬に導くための読書を重ねて重ねて重ねております。

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

 

 タイトルだけ見て「救いの神か!」と思って手に取った一冊。

 

・「敵意」は自分を否定された時に起こる反応

・人が最も否定されることを恐れるのが「価値観の核」

・生まれつきの性格か、誰のための性格か。

 あなたの性格は性格テストの数字で表されるよりももっと繊細な存在である。

・「コントロールする」→自分の中に「ストップ!」を自分で押せるボタンをもつ

 

などなど引っかかった言葉はいくつかあるのですが、やはり元々の特性と性格は超えられないので、「独自の視点を持つ」「演技することで超えられる性格がある」ということでした。ようは行動を変える、視点を変えるということなのですが、「自分で決める」ということも大事な要素になるようです。

 

結局こちらも、環境や見た目など自分の見た目や周りにいる人たちを帰る、行動を変える等に始終するわけですが、結局は元々の特性もあるし、自分の体質もあるので、そこは無理せず楽に生きなさい、ということでした。

 

文中で1冊の本に触れていた内容が「おや」と思うことがあったので覚書も含めて書き記しておきます。

 

文中に出てきた本がこちらの「形の合成に関するノート/都市はツリーではない」クリストファー・アレグザンダーの、都市建築に関する本。

形の合成に関するノート/都市はツリーではない (SD選書)

形の合成に関するノート/都市はツリーではない (SD選書)

 

アレグザンダーはこの本の中で「建築は建築士が作るものでなく、そこに住まう人たちが作るもので、建築士は必要ないのでは」ということを記している、と紹介しており、著書の中でリトル博士は「とはいえ、それだけコミュニケーションを必要としている人もいれば、コミュニケーションを必要としない人もいるのだから、プライバシーを守る等々のレベルは人それぞれ」というような著述をされていました。

以前、女性建築家の本を読んでいて(タイトル等々失念してしまいましたが)「ちょうど核家族化が進み、子供が個室を持つようになってから、公の場所でよその子を叱ると『うるせぇババア!』と返してきたことがあった。建築家として子供を個室に閉じ込めておくことの罪深さをその時知った」というような内容を読んだことがあるので、プライバシー云々であるよりは、社会性のあり方だとは思います。

これだけITが進化して隣の人とコミュニケーション取らなくても、コンビニに行けば無言で食べたいものが手に入る世の中ではその「社会性」なんて浅くてもいいのかもしれませんが、内向的だろうが、生きていくには外交的でなければいけない場合もどうしてもあります。特に日本なんていつ震災が来るかわからないから、コミュニケーションの取り方は分かっていた方がいい。

 

働いていくにしても、出世するにしても、人は人の中でしか生きられないし、人との中でしか食べていかれないから、その視点を忘れずに日々楽しく生きていく方法を選択するしかないっすよね。

 

頑張りましょ。

【教育】ブラック産業の公立学校に採用したらいーのに | An Alternative Education for Future Generation

ちょっと前になりますが、WIREDの記事です。

 

wired.jp

 

地方によるとは思いますが、今や公立学校は「質が悪くて行かせたくない」場所のようで、周りでもお受験してるご家庭を散見します。

 

教育は次の世代を担う子どもたちを作る場所なので、ほんとは医療よりも最先端であるべきだとは思うんですけどね。

 

それこそ、ブラック産業化して教員の作業量が増えたり、モンペの対策をとることになったりと非生産的なことに時間を割かれて全体の質が下がる&人員増やさないといけなくなるのであれば、ITだのAIだのIoTだのを導入すべきでは?とは思っちゃうんですよね。

 

ピケティ先生の本で読んだとおり、やっぱり国民の数が国際的競争力につながってくるって思うし、そのレバレッジ効かせるのは教育だと思います。

ハイテクな日本、って謳うんだったらさっさと実現しようぜ。

【読書】欧州の事情と重なる日本の事情|「新・資本論」トマ・ピケティ

 落ちこぼれMBA生です。どーも。

 

先日、教科書ガイド的に佐藤優氏の資本論の本を読んだばかりなので、他の切り口の資本論なども読みたいと思って手にしたのがこちら。トマ・ピケティ先生の新・資本論

トマ・ピケティの新・資本論

トマ・ピケティの新・資本論

 

 結論から言うと、マルクスエンゲルス資本論はあんまり関係なくて、もともとピケティ先生がフランスの日刊紙で連載していた内容を1冊にまとめた本だとのこと。フランスで起こっている社会問題、選挙や政治の動き、EUの動きやフランスから見たアメリカのオバマ政権であったり、日本のGDPと借金であったり、あとがきにある通り日経新聞の「経済教室」の小粒版、と言うのも納得です。1センテンスが4~6ページなので簡単に読みきれます。

 

日本のメディアだけだと伝わってこない、アイルランドからポーランドへ、そしてまた税制の安い国へと移動していくだけで、本拠地として税金を納めていたグローバル企業が移動するたびに国が大騒ぎになったりIMFが介入したりすることになるタックスヘイブンの真実や、相続税などにおけるPACSの限界、富裕層が高齢者に移行していく様や週35時間労働における弊害など、さらっと流し読みしただけですが、相続問題や税制、教育制度について(フランスの学校が水曜日休みって知らなかった!)、これからの日本でも同様に起こってくるであろう問題を先に、もしくは同時に進行させているようにも見えました。

フランスから見たオバマ政権での、保険制度導入への苦労やフランスと言う先進国では発生していないと思われていた奴隷制は、未だフランス国海外県で慣習として残っているなど、知らない視点での情報が見られることで、改めて自分があまりにも無知な上に理解もせずニュースを流し読みしていたことを感じて反省。

特に印象的だったのは、ギリシャ破綻の件では時の首相が「ドイツ人の遺伝子にナチズムがないように、ギリシャ人の遺伝子にも怠け癖はない」という発言があり、ギリシャは国の一部が常に他国に所有されており自国か所有するより多く、ギリシャが消費や貯蓄に回せる国民所得は他国に払いこむ利子と配当を差し引くと、国内総生産よりも低い状態が続いているという事実。そりゃEUに「お前ら保証しろ」って言うわ・・・。

また、一番印象に残った部分がP363 L8

 基本収益率(r)と成長率(g)はイコールではない。両者の関係性はr>gと表すことができる。この不等式から、過去に蓄積された富が次第に桁外れの規模に達し、自動的に集中していくことが読み取れる。この傾向は数十年前から予兆があった。アメリカはもちろん、ヨーロッパでも、さらには日本でも、主に人口要因に起因する成長率の低下により、所得に比して富の重さがかつてなく高まっているのである。

 ここで注意して欲しいのは、資本収益率が成長率と同水準まで下がるべき理由は何もないことである。

先日読んだ「今生きる資本論」の内容を思い出してぞっとしました。

 

んで、これ読んだ時に「全部落としたけどMBAファイナンス勉強しておいてよかったな」って思いました。GDP4%分の減税、と言う数字のカラクリ出会ったり、タックスヘイブン出会ったりVATやCGSってものがなんとなくわかってるだけでも理解の深さが3mmくらい違う。落ちこぼれだけど。

 

最後に、ISILについても言及されていたので、出口治明さんから聞いた言葉を。

「貧しいと原理主義に回帰するんです。」

富の分配ではなく、共有されていたはずの富を取り戻す。そういう思想の人たちと分かり合えるのか、という大きな問いがある気がしています。